2014年3月30日日曜日

お稽古再開

諸事情が整い
やっとお稽古を再開する運びとなった。
僕もみんなも楽しみにしていた。

遠路遥々、
春の嵐のなかをみんな花を活けにやって来くる。

僕が花を習い始めた頃の先生方は
皆さん高齢になり80才を有に過ぎ引退する方も多い。
そして、花器や道具を譲り受けたりする。
その際こんな事を云われた事がある。
「お弟子さんを大切にしなさいね。」
そんな言葉が心にしみる一日だった。


まずは雪柳を矯(た)め
自然調直立型基本のアウトラインを活けた。





自然調直立型の基本型
新田瞳佑活ける

自然調直立型
瞳生活ける
次にこれのキキョウランを取り除き
花だけで活ける。
ボネット、チューリップに動きをつける。

杉原瞳和活ける
交差型自由花
投入れは花器から遠くへ活けるようにする。


自由花
新田瞳佑活ける

自然調自由花二作
千島瞳円活ける

直立型
傾斜型

師範 千島瞳莉乃

自由に活ける
























花器も自分で選ぶ。
天才だ。


いけ花は線と塊と色の三要素で成り立っている。
かたちは立つか傾くかの二つだ。

活けた瞬間に花はその人へとなる。
人それぞれが見えてくる。


お稽古の後は祝賀の宴
すき焼きたいへん美味しく頂きました。


花が結ぶ縁で僕たちは集まった。